文献詳細
--------------------
文献概要
A new prognostic classification of rectal cancer: Jass JR Love SB, Northover JMA(Lancet l: 1303-1306, 1987)
直腸癌根治的手術例の予後を計る理想的な分類法は,確実に治癒が見込める“予後良好”群と,死の転帰をとることが予測される“予後不良”群の2群に大別できるものが望ましい.直腸癌の根治的手術例の60%は予後良好で残りの40%が死の転帰をとるが,Dukes分類では予後良好とされるDukes Aは15%にすぎず,予後不良のC2は10%以下である.そこで,種々の予後判定因子が提唱されてきている.著者らは,過去20年間の直腸癌手術例の再検討から,長期予後に影響を与える因子を明らかにし,それに基づく新しい予後分類法を提唱している.
直腸癌根治的手術例の予後を計る理想的な分類法は,確実に治癒が見込める“予後良好”群と,死の転帰をとることが予測される“予後不良”群の2群に大別できるものが望ましい.直腸癌の根治的手術例の60%は予後良好で残りの40%が死の転帰をとるが,Dukes分類では予後良好とされるDukes Aは15%にすぎず,予後不良のC2は10%以下である.そこで,種々の予後判定因子が提唱されてきている.著者らは,過去20年間の直腸癌手術例の再検討から,長期予後に影響を与える因子を明らかにし,それに基づく新しい予後分類法を提唱している.
掲載誌情報