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Coffee Break
異説潰瘍学(3) 再発予防薬
著者: 五ノ井哲朗1
所属機関: 1福島県立本宮病院
ページ範囲:P.446 - P.446
文献購入ページに移動 再発を予防するために,消化性潰瘍の治癒後しばらく服薬を続ける.潰瘍の治療に用いた薬をそのまま,あるいは少し減量するなどして継続するのが通例である.われわれは当然のこととして,このように,潰瘍の後療法を行っているのだが,こだわってみると,このことにも数々の疑義がある.
いま,再発の予防に用いられる薬剤はすべて潰瘍治療剤である.当然ながら,潰瘍の治療を目的として開発され,潰瘍治療剤としての薬効検定を経たものだが,再発予防を目的としたものではなく,また,再発予防効果について十分な検証,吟味を経たものではない.
いま,再発の予防に用いられる薬剤はすべて潰瘍治療剤である.当然ながら,潰瘍の治療を目的として開発され,潰瘍治療剤としての薬効検定を経たものだが,再発予防を目的としたものではなく,また,再発予防効果について十分な検証,吟味を経たものではない.
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