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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻6号

1988年06月発行

文献概要

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海外文献紹介「遠位大腸炎における4-アミノサリチル酸液注腸療法」

著者: 伊藤克昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター内視鏡部

ページ範囲:P.643 - P.643

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 4-Aminosalicylic acid retention enemas in treatment of distal colitis: Grandolfo J, Farthing M, Powers G, et al(Dig Dis Sci 32: 700-704, 1987)

 潰瘍性大腸炎治療に有用なサラゾピリンは,大腸内細菌によって5-アミノサリチル酸(5-ASA)とサルファピリジン(SP)に分解されるが,5-ASAが抗炎症作用物質であると考えられている.5-ASAの異性体である4-ASAは結核の治療に用いられてきた薬物で,安全性については既にわかっており,抗炎症作用が強いうえに,液体状態での安定性が5-ASAよりも高い.そこで著者らは,4-ASA注腸療法の有用性を二重盲検法で検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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