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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻6号

1988年06月発行

文献概要

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海外文献紹介「大量の腹水を伴う肝硬変の治療における腹水穿刺と利尿剤との比較―無作為試験の成績」 フリーアクセス

著者: 古松了昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.676 - P.676

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 Comparison of paracentesis and diuretics in the treatment of cirrhotics with tense ascites―results of a randomised study: Ginés, et al(Gastroenterology 93: 234-241, 1987)

 腹水穿刺は古くからの腹水の治療法であるが,利尿剤の登場によってあまり行われなくなった.その理由は腹水穿刺が重大な合併症を起こす恐れがあると考えられていたためだが,著者らの調べでは,詳細な文献の検討を行ってもこの考えを説明するに足る根拠を見出せなかったし,腹水穿刺にて治療した自験例でも合併症をみなかった.そこで腹水穿刺が肝硬変の腹水に対して有効な治療法となりうるかどうかを調べるために,117人の大量の腹水を伴う肝硬変患者を腹水穿刺治療群(第1群)と利尿剤治療群(第2群)に分け,両者の成績の比較検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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