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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻6号

1988年06月発行

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海外文献紹介「虫垂カルチノイド腫瘍の治療と予後」 フリーアクセス

著者: 林敬一1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.696 - P.696

文献概要

 Carcinoid tumor of the appendix: treatment and prognosis: Moertel CG, Weiland LH, et al(N Engl J Med 317: 1699-1701, 1987)

 虫垂カルチノイドは臨床的に良性の腫瘍で,虫垂切除時に偶然に発見されるものがほとんどである.これに対しては一般に単純な虫垂切除術が行われているが,若年者の場合に本当にそれでよいのか,検討すべきであるとされてきた.著者がかつて調べたところでは虫垂切除術施行例の0.32%にカルチノイドがみられた.本調査はMayo Clinicで1930年より66年にみつかったもの,および66年より81年にみつかった直径1cm以上の虫垂カルチノイド腫瘍150例についてその長期予後を調べたもので,103例については25年以上追跡されており,消息不明は1例のみである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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