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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻7号

1988年07月発行

文献概要

今月の主題 微小胃癌診断―10年の進歩 主題

微小胃癌診断のコツ―ルーチンX線診断の立場から

著者: 望月福治1 豊原時秋1 村上大平1 長南明道1 池田卓1 藤田直孝1 李茂基1 長野正裕1

所属機関: 1仙台市医療センター消化器内科

ページ範囲:P.718 - P.724

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要旨 陥凹型の早期胃癌141例,163病変について,同一症例にルーチンX線診断と精密X線診断を行い比較検討した.病変の大きいものほどルーチン診断は容易であり,20mm以下になると20%以上の診断不能例がみられた.19例22病変の微小癌では50%が診断不能であった.微小癌のX線像と切除標本との対比は術後X線像でないと難しく,X線上対象になるのは切除標本で肉眼的に陥凹として認識される範囲にとどまると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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