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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻7号

1988年07月発行

文献概要

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海外文献紹介「人工肛門を有する患者の大腸内視鏡検査―術後第1回目の検査」

著者: 松浦昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.740 - P.740

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 Colonoscopy in ostomy patients: Results at the first postoperative examination: Zilli L, Pietroiusti M, Bertario L (Dis Colon Rectum 30; 687-691, 1987)

 直腸癌を既往に持つ患者は異時性大腸癌の危険が高い.直腸癌術後,正しい経過観察が極めて重要なので,1984年以来多施設の協力のもとで経人工肛門的に残存大腸の内視鏡検査を施行しているが,今回,著者らはこの成績を報告している.

 直腸癌に対して直腸切断術が施行された957名が対象で,男女比は1:1.3,50歳台が89.6%を占めた.直腸癌に対する手術前に,注腸検査か大腸内視鏡検査で全大腸が検査されていたのはわずか31%であったが,手術標本での検索では23%に腺腫の合併がみられ,20%では多発腺腫であった.18%に一親等のレベルで大腸癌の家族歴があった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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