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文献概要
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書評「臨床医学研究序説―方法論と倫理」
著者: 上田敏1
所属機関: 1東京大学
ページ範囲:P.850 - P.850
文献購入ページに移動 最近突然長逝された砂原先生,結核・リハビリテーション・臨床薬理学・医学医療論と3~4人分もの優れたお仕事をなさってこられた砂原先生の臨床医学研究論の新著,それも240ページの内容の充実した本である.
実は砂原先生が研究に関する本の執筆を思い立たれ,医学書院に声をかけられたということを洩れうけたまわったのは昨年の半ば頃であった.私などの常識では本の企画から刊行までは2~3年かかるのが普通なので,今年の1月半ばに届けられたこの本を手にしたときには本当にもうできたのかと目を疑うような感じであった.このような短日月で書き上げられたというのも,後進に正しい臨床医学研究の道を指し示そうという先生の情熱の強さを物語っていよう.
実は砂原先生が研究に関する本の執筆を思い立たれ,医学書院に声をかけられたということを洩れうけたまわったのは昨年の半ば頃であった.私などの常識では本の企画から刊行までは2~3年かかるのが普通なので,今年の1月半ばに届けられたこの本を手にしたときには本当にもうできたのかと目を疑うような感じであった.このような短日月で書き上げられたというのも,後進に正しい臨床医学研究の道を指し示そうという先生の情熱の強さを物語っていよう.
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