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文献詳細

雑誌文献

胃と腸23巻9号

1988年09月発行

症例

大腸原発性悪性リンパ腫の1例

著者: 山本佳正1 本間二郎1 手代木博子1 桜本信一2 工藤康生2 渥美純夫2 高橋俊毅3 勝又伴栄4 中英男5

所属機関: 1東芝林間病院内科 2東芝林間病院外科 3北里大学医学部外科 4北里大学医学部内科 5北里大学医学部病理

ページ範囲:P.1005 - P.1008

文献概要

要旨 患者は40歳男性.1986年初頭からの下痢・血便を主訴に同年4月当院受診.注腸造影,大腸内視鏡で直腸とS状結腸に潰瘍形成を伴う大きな腫瘍を認めた.腫瘍の立ち上がりはなだらかで,境界部の表面性状は周囲の正常部と同様で粘膜下腫瘍の所見を有していた.管腔は狭小化しているが,腫瘍の大きさに比し軽度で硬化像も少なく,伸展性が比較的保たれていた.これらの病変は病理組織学的にLSG分類でのlarge cell typeのdiffuse lymphomaであり,大腸原発であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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