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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻1号

1989年01月発行

文献概要

今月の症例

Ⅱc型早期胃癌(分化型癌)の1例

著者: 武本憲重1 清水宏1

所属機関: 1癌研究会附属病院内科

ページ範囲:P.8 - P.10

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 〔患者〕72歳,男性.主訴は胃部不快感.

 〔胃X線所見〕Fig. 1aは仰臥位第1斜位二重造影である.体下部後壁大彎寄りに辺縁隆起を伴う星芒状の不整なバリウム斑が認められる.ひだ集中の認められない小さなⅡa+Ⅱcである.Fig. 1bは,Fig. 1aよりやや空気量が多い二重造影写真である.辺縁隆起は軽度で小区単位の透亮像のようにみえる.Fig. 1cは立位圧迫写真である.Fig. 1aと同じように辺縁隆起が目立つ.周囲粘膜は微細穎粒状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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