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今月の主題 噴門部陥凹型早期胃癌の診断 序説
噴門部陥凹型早期胃癌の診断
著者: 丸山雅一1
所属機関: 1癌研究会付属病院内科
ページ範囲:P.11 - P.12
文献購入ページに移動 筆者は,座談会のまとめのところでも同様のことを述べているので少しくどくはなるが,ゲラを何回か読み直しながら書いているこの序説で再度,新春を飾る24巻1号の主題として“噴門部陥凹型早期胃癌の診断”が選ばれた経緯を述べておく.
正確な日時は定かではないが,1983年の春ごろに開かれた編集会議のことである.19巻の主題の1つとして,筆者は“パンエンドスコピー”を強く推した.当時,既にパンエンドスコピーをもってすれば上部消化管の診断にX線検査は不要とまで極論する人たちがいたし,世論の動向もパンエンドスコピー学派があとひと押しすれば,大勢はX線検査不要論に靡きそうな感触がないとは言えなかった.
正確な日時は定かではないが,1983年の春ごろに開かれた編集会議のことである.19巻の主題の1つとして,筆者は“パンエンドスコピー”を強く推した.当時,既にパンエンドスコピーをもってすれば上部消化管の診断にX線検査は不要とまで極論する人たちがいたし,世論の動向もパンエンドスコピー学派があとひと押しすれば,大勢はX線検査不要論に靡きそうな感触がないとは言えなかった.
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