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文献概要
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海外文献紹介「主膵管の超音波像―セクレチン刺激を用いた新しい診断の可能性」
著者: 中村常哉1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.53 - P.53
文献購入ページに移動 Sonographic imaging of the pancreatic duct-new diagnostic possibilities using secretin stimulation: Glaser J, et al (Dig Dis Sci 32: 1075-1081, 1987)
1982年,北村らによりセクレチンの使用により超音波画像における膵管像の描出が良好となることが報告されている.セクレチンは膵液や重炭酸イオンの分泌を刺激する.セクレチン静注後最初の5~6分はOddi筋の緊張が増加するが,約6分後に減少し始める.このためセクレチン静注後最初の5分間に主膵管の明らかな拡張が観察される.著者らはこのことを応用して慢性膵炎の診断におけるセクレチン試験の意義について検討している.
1982年,北村らによりセクレチンの使用により超音波画像における膵管像の描出が良好となることが報告されている.セクレチンは膵液や重炭酸イオンの分泌を刺激する.セクレチン静注後最初の5~6分はOddi筋の緊張が増加するが,約6分後に減少し始める.このためセクレチン静注後最初の5分間に主膵管の明らかな拡張が観察される.著者らはこのことを応用して慢性膵炎の診断におけるセクレチン試験の意義について検討している.
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