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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻1号

1989年01月発行

文献概要

症例

18歳の若年者にみられた食道胃境界領域の早期小胃癌の1例

著者: 白根昭男1 望月福治2 池田卓2 豊原時秋2 藤田直孝2 李茂基2 渋木論3 漆山欣志4

所属機関: 1自根胃腸クリニソク 2仙台市医療センター消化器内科 3宮城県対がん協会検診センター 4漆山内科医院

ページ範囲:P.70 - P.74

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要旨 患者は18歳男性で上腹部痛のためX線検査を受け十二指腸潰瘍を疑われ,引き続き行われた内視鏡検査によって,食道胃境界部小轡に薄い白苔と,にじむような出血を伴う小さな不整型の陥凹型の病変を認めた.初回生検ではGroup Ⅳ,2回目の生検ではGroup Ⅴであった.切除標本では食道胃境界部に3×7mmのⅡcが認められ深達度mの高分化型腺管腺癌であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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