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初心者講座 座談会 消化器疾患とUS・CT・5
Ⅱ.肝・胆・膵 >その2<
著者: 有山囊1 武内俊彦2 池田靖洋3 山中桓夫4 渡辺五朗5 竜崇正6 東原秀行7
所属機関: 1順天堂大学・消化器内科 2名古屋市立大学・第1内科 3福岡大学・第1外科 4自治医科大学・消化器内科 5虎の門病院・消化器外科 6千葉県がんセンター・消化器科 7福岡大学・放射線科
ページ範囲:P.107 - P.114
文献購入ページに移動1.胆囊
有山 それでは胆道の検査にいきたいと思います.最初に胆囊と胆管と分けてやりたいと思いますが,胆囊にはUSは有効だということはわかりますが,胆囊の症状と言うと,武内先生,一般的に右の季肋部痛ですが,そういう症例はまずUSをなさいますか.
武内 やはり先ほど言った問診と生化学的検査で胆石が疑わしいときは全部USに回します.そのほか急性胆嚢炎が疑われるときもUSが役立つと思います.しかし,急性腹症に対してすべてUSを行うというのは,問題があると思います.イレウスが疑われるようなときには腹部単純X線写真が第1です.
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