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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻10号

1989年10月発行

今月の主題 分類困難な腸の炎症性疾患

主題

非腫瘍性大腸疾患のX線所見

著者: 松川正明1 近藤健司1 碓井芳樹1 山田聰1 根来孝1 韓東植1 有山襄1 白壁彦夫2 梁承茂2 池延東男2

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科 2早期胃がん検診協会

ページ範囲:P.1097 - P.1104

文献概要

要旨 非腫瘍性大腸疾患のX線・内視鏡診断能をみると,肉眼所見のみからではほとんど同じであった.非腫瘍性大腸疾患を肉眼形態から陥凹性所見と隆起性所見に大きく分けた.陥凹性所見をびまん性と非びまん性に分け,更にびまん性を連続型と区域型に,非びまん性を多発型と単発型に分けた.びまんと非びまんにかかわらず線状の要素のみられた病変を線状とした.X線診断能をみると,連続型82%,区域型70%,単発型89%,多発型83%で,隆起性所見を示すものでは67%であった.区域型・隆起性所見を示した疾患で,初回X線検査で確診をつけることが,やや難しいという成績であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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