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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻10号

1989年10月発行

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海外文献紹介「食道癌の超音波内視鏡検査とCT:新TNM分類と比較した術前分類」 フリーアクセス

著者: 中村常哉1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.1149 - P.1149

文献概要

 Endosonography and computed tomography of esophageal carcinoma: Preoperative classification compared to the new (1987) TNM system: Tio TL, et al (Gastroenterology 96: 1478-1486, 1989)

 超音波内視鏡検査(以下ES)とCTが74例の食道癌の患者に術前に施行された.その結果は新しいTNM分類に従って切除標本の組織学的所見と比較された.ESによる深達度診断は食道壁の低エコーの腫瘤と層構造の関係,周囲臓器への浸潤の有無から判定され,リンパ節の評価は低エコーの腫瘤ではっきりとした輪郭を持つリンパ節は悪性と,高エコーで不明瞭な境界を持つものは良性とされた.CTでの深達度診断は壁肥厚の程度と周囲臓器への浸潤の有無で,リンパ節転移の判定は1cm以下のリンパ節は正常,1cmより大きいリンパ節は転移ありとされた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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