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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻11号

1989年11月発行

文献概要

今月の主題 いわゆる“十二指腸炎”の諸問題 主題

十二指腸炎の組織学的診断基準

著者: 若林泰文1 渡辺英伸2 舟木淳1 田口恭仁子1 市原和俊1 稲土修嗣1 島田一彦1 井上恭一1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第3内科 2新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.1231 - P.1239

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要旨 非特異性十二指腸炎(non-specific duodenitis;NSD)の組織診断基準として幾つかが提案されている.しかしながら,いずれの診断基準でもNSDの組織所見が定量的かつ明確に記載されていないため,NSDのgradeないしstageの判定は,判定者間のみならず同一判定者でも異なることがあり,再現性に欠ける.そこで本稿では従来のNSDの組織診断基準の問題点を明確にし,また,組織所見を定量的に解析することによって作成した,NSDの新しい診断基準とstage分類についても紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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