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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻12号

1989年12月発行

文献概要

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海外文献紹介「アカラジアの超音波内視鏡」 フリーアクセス

著者: 中村常哉1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.1420 - P.1420

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 Endoscopic ultrasonography in achalasia: Deviere J, et al(Gastroenterology 96: 1210-1213, 1989)

 食道壁は超音波内視鏡(EUS)により5層に描出され,第1層の高エコー層と第2層の低エコー層が粘膜層,第3層の高エコー層が粘膜下層,第4層の低エコー層が固有筋層,第5層の高エコー層が外側の境界エコーに一致する.この所見をもとに著者らは,アカラジアと偽アカラジァの鑑別がEUSにより可能かどうかを検討するため,6例のアカラジアと2例の偽アカラジアに対してEUSを実施した.アカラジアの診断は食道内圧測定と典型的なX線所見によってなされた.偽アカラジアはcardiaへの粘膜下浸潤を伴った胃体部小彎の胃癌とX線所見がアカラジアと類似したlymphomaであり,いずれも組織学的に診断が確定している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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