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海外文献紹介「アカラジアの超音波内視鏡」
著者: 中村常哉1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.1420 - P.1420
文献購入ページに移動 Endoscopic ultrasonography in achalasia: Deviere J, et al(Gastroenterology 96: 1210-1213, 1989)
食道壁は超音波内視鏡(EUS)により5層に描出され,第1層の高エコー層と第2層の低エコー層が粘膜層,第3層の高エコー層が粘膜下層,第4層の低エコー層が固有筋層,第5層の高エコー層が外側の境界エコーに一致する.この所見をもとに著者らは,アカラジアと偽アカラジァの鑑別がEUSにより可能かどうかを検討するため,6例のアカラジアと2例の偽アカラジアに対してEUSを実施した.アカラジアの診断は食道内圧測定と典型的なX線所見によってなされた.偽アカラジアはcardiaへの粘膜下浸潤を伴った胃体部小彎の胃癌とX線所見がアカラジアと類似したlymphomaであり,いずれも組織学的に診断が確定している.
食道壁は超音波内視鏡(EUS)により5層に描出され,第1層の高エコー層と第2層の低エコー層が粘膜層,第3層の高エコー層が粘膜下層,第4層の低エコー層が固有筋層,第5層の高エコー層が外側の境界エコーに一致する.この所見をもとに著者らは,アカラジアと偽アカラジァの鑑別がEUSにより可能かどうかを検討するため,6例のアカラジアと2例の偽アカラジアに対してEUSを実施した.アカラジアの診断は食道内圧測定と典型的なX線所見によってなされた.偽アカラジアはcardiaへの粘膜下浸潤を伴った胃体部小彎の胃癌とX線所見がアカラジアと類似したlymphomaであり,いずれも組織学的に診断が確定している.
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