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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻2号

1989年02月発行

今月の主題 大腸腺腫と癌(1)

主題

大腸腺腫と大腸癌―特に腺腫の経過観察について

著者: 西沢護1 平田稔彦1 野本一夫1 細井董三1 岡田利邦1 山田耕三1 志賀俊明1 大倉澄子1 河野裕一1 石岡知憲1 下村洋一1 潮崎明1 牧野哲也2 中村恭一3 大倉康男3 石堂達也3

所属機関: 1東京都がん検診センター 2東松山医師会総合病院 3筑波大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.161 - P.165

文献概要

要旨 大腸腺腫281病変について,1年~6年11か月の経過観察および,ポリペクトミーまたは手術の施行された腺腫76病変,m癌107病変,sm癌25病変の分析と経過観察から次のような結果を得た.(1)腺腫の経過観察から癌化および大きさの増大はみられなかった.(2)平板状隆起は,sm癌,m癌の順に多く,腺腫の大多数はポリープ状を示した.(3)m癌の2~3年の経過観察では,大きさ,形態の変化はみられなかった.(4)生検診断と標本組織診断の間には,かなりのdiscrepancyがみられ,生検診断は過小に診断する傾向がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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