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書評「早期食道癌の診断」
著者: 市川平三郎1
所属機関: 1国立がんセンター病院
ページ範囲:P.166 - P.166
文献購入ページに移動 食道癌は難しい病気である.なぜか.
胃癌は,臨床家のたゆまざる努力の結果,早期発見が可能となったばかりでなく,進行胃癌でも,系統的なリンパ節郭清によって,近来5年生存率が急速に上昇した.Ⅳ期の進行胃癌ですら,20年前の20%台から40%台の5年生存率を示すほど上昇したし,国立がんセンターで手術した早期胃癌も含めた約:3,000例の成績で,平均80%の生存率を示し,諸外国の専門家がにわかに信じられぬほどの進歩をもたらした.
胃癌は,臨床家のたゆまざる努力の結果,早期発見が可能となったばかりでなく,進行胃癌でも,系統的なリンパ節郭清によって,近来5年生存率が急速に上昇した.Ⅳ期の進行胃癌ですら,20年前の20%台から40%台の5年生存率を示すほど上昇したし,国立がんセンターで手術した早期胃癌も含めた約:3,000例の成績で,平均80%の生存率を示し,諸外国の専門家がにわかに信じられぬほどの進歩をもたらした.
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