icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻2号

1989年02月発行

文献概要

--------------------

書評「早期食道癌の診断」

著者: 市川平三郎1

所属機関: 1国立がんセンター病院

ページ範囲:P.166 - P.166

文献購入ページに移動
 食道癌は難しい病気である.なぜか.

 胃癌は,臨床家のたゆまざる努力の結果,早期発見が可能となったばかりでなく,進行胃癌でも,系統的なリンパ節郭清によって,近来5年生存率が急速に上昇した.Ⅳ期の進行胃癌ですら,20年前の20%台から40%台の5年生存率を示すほど上昇したし,国立がんセンターで手術した早期胃癌も含めた約:3,000例の成績で,平均80%の生存率を示し,諸外国の専門家がにわかに信じられぬほどの進歩をもたらした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?