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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻3号

1989年03月発行

文献概要

今月の主題 大腸腺腫と癌(2) 主題

大腸腺腫と癌の関係―私の組織診断基準

著者: 渡辺英伸1 味岡洋一1 山口正康1 野田裕1 本間照1 本山悌一1

所属機関: 1新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.253 - P.259

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はじめに

 大腸の腺腫と癌に関しては,古くより多くの問題点が議論の的となっている.この中でも主なものは,大腸癌の発生母地の頻度(腺腫由来癌とde novoないしab initio癌との発生頻度),大腸癌の肉眼形態の推移(癌の発生母地による差)と腺腫・癌の組織診断基準である.特に,組織診断基準の問題は本質的で最も重要であり,同基準の確立が前二者の問題点解明となる.以下,大腸の腺腫と癌の組織診断基準を中心にして論述してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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