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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻5号

1989年05月発行

文献概要

今月の症例

小腸アニサキス症の2例

著者: 桜井俊弘1 坂本清人1 今村達也1 八尾恒良2

所属機関: 1九州中央病院内科 2福岡大学筑紫病院内科

ページ範囲:P.484 - P.486

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〔症例1〕37歳,男性.主訴:腹痛,現病歴:サバの刺身を食べ,約30時間後に腹部全体の激しい疼痛および嘔気が出現し,当院を受診した.入院時現症:腹部全体に圧痛を認めるのみで,腸雑音には異常はなかった.検査成績:中等度の自血球増多とCRP陽性を認めたが,白血球分類で好酸球増多はなかった.抗アニサキス抗体は入院時は陰性であったが,1か月後の再検査では陽性であった.

〔腹部単純X線所見〕第4腰椎の高さに異常な小腸ガス像と鏡面形成を認めた(Fig. 1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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