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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻7号

1989年07月発行

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海外文献紹介「Turcot症候群」 フリーアクセス

著者: 山崎忠男1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.738 - P.738

文献概要

 Turcot's syndrome: Jarvis L, et al (Dis Colon Rectum 31: 907-914, 1988)

 Turcot症候群は家族性多発大腸ポリポーシス(FCP)と脳腫瘍が合併する疾患で,遺伝の存在が示唆されている.1949年Crailらが脳腫瘍と大腸ポリポーシスの合併を初めて報告しているが,1959年のTurcotらの脳の神経膠腫瘍を合併した兄弟2例の報告からTurcot症候群もしくはglioma-polyposis症候群と呼ばれるようになった.その後,現在まで49例の報告(1949~87)がなされている.本症候群の脳腫瘍は若年に発症するので,大腸病変の発現前に死亡している例の存在も考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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