文献詳細
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文献概要
Turcot's syndrome: Jarvis L, et al (Dis Colon Rectum 31: 907-914, 1988)
Turcot症候群は家族性多発大腸ポリポーシス(FCP)と脳腫瘍が合併する疾患で,遺伝の存在が示唆されている.1949年Crailらが脳腫瘍と大腸ポリポーシスの合併を初めて報告しているが,1959年のTurcotらの脳の神経膠腫瘍を合併した兄弟2例の報告からTurcot症候群もしくはglioma-polyposis症候群と呼ばれるようになった.その後,現在まで49例の報告(1949~87)がなされている.本症候群の脳腫瘍は若年に発症するので,大腸病変の発現前に死亡している例の存在も考えられる.
Turcot症候群は家族性多発大腸ポリポーシス(FCP)と脳腫瘍が合併する疾患で,遺伝の存在が示唆されている.1949年Crailらが脳腫瘍と大腸ポリポーシスの合併を初めて報告しているが,1959年のTurcotらの脳の神経膠腫瘍を合併した兄弟2例の報告からTurcot症候群もしくはglioma-polyposis症候群と呼ばれるようになった.その後,現在まで49例の報告(1949~87)がなされている.本症候群の脳腫瘍は若年に発症するので,大腸病変の発現前に死亡している例の存在も考えられる.
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