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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻7号

1989年07月発行

今月の主題 胆道疾患の非手術的治療の進歩

主題

経口内視鏡による胆石症の治療

著者: 藤田安幸1 藤田力也2 平田信人2 菅田文夫2

所属機関: 1藤田医院 2昭和大学藤が丘病院消化器内科

ページ範囲:P.747 - P.754

文献概要

要旨 胆道結石症に対する経乳頭的な治療法の分野における経口胆道鏡の適応,有効性,限界について自験例を中心に分析を行い,臨床的評価を試みた.経口胆道鏡に十分な操作性,処置能を行使させうる適応範囲は胆道結石症54例における検討から,総胆管,総肝管,左右肝管までであった.治療手技はバスケットカテーテルを用いての結石摘出術を総胆管結石症4例,胆囊結石症1例の計5例に,電気水圧衝撃波法による砕石術を総胆管結石症3例,肝内結石症1例の計4例に,そしてレーザー照射による砕石術を総胆管結石症の2例に試み,全例において成功した.経口胆道鏡下の截石術は,安全で確実な治療手段として,その臨床的有用性は高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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