icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻7号

1989年07月発行

文献概要

Topics

切除不能悪性胆管狭窄に対するPTBEと抗癌剤局注療法

著者: 須山正文1 有山襄1 小川薫1 長岩治郎1 藤井大吾1

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.762 - P.763

文献購入ページに移動
 はじめに

 閉塞性黄疸の診断および治療に経皮経肝胆管ドレナージ(以下PTCD)は必要である.しかし,PTCDは外瘻であるためチューブ逸脱の可能性があり体動は制限されていた.したがって,一度PTCDを行うと切除するかあるいは手術的に内瘻化しなければ家庭復帰することは困難であった.われわれは切除不能と診断した悪性胆管狭窄例にPTCDを利用して完全内瘻化(以下PTBE)を行ってきた.また,胆道癌にPTCDチューブを利用して抗癌剤の局注療法を行った.成績と問題点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?