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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻7号

1989年07月発行

文献概要

胃と腸ノート

大腸癌および大腸ポリープ患者における糞便中トランスフェリン測定の臨床的意義

著者: 三好博文1 内田壱夫2 島本史夫1 齊藤治1 浅田修二1 平田一郎1 天津孝1 岩越一彦1 津本清次1 大柴三郎1

所属機関: 1大阪医科大学第2内科 2京都医科学研究所

ページ範囲:P.827 - P.828

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 はじめに

 内田らは抗ヒトHbAo抗体を用いる現行の免疫学的便潜血反応における偽陰性反応の主な要因として,腸内細菌と大腸粘膜産生ムコ物質であることを報告し便潜血検査におけるHb測定の限界を示した.更に彼らはHb以外の血液由来成分を対象に消化管出血に特異的な成分を検索した結果,トランスフェリン(以下Tfと略す)が特異性,細菌安定性の両面で有用であることを示した.そこで筆者らは大腸癌および大腸ポリープ患者より得られた糞便中のTfを測定し,その臨床的意義について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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