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初心者講座 座談会 消化器疾患とUS・CT・11
Ⅳ.胃 >その3<
著者: 木村健1 富士匡2 中村常哉3 吉田行雄1 福地創太郎4 渡辺英伸5
所属機関: 1自治医科大学消化器内科 2山口大学第1内科 3名古屋掖済会病院消化器科 4自治医科大学消化器内科 5虎の門病院消化器科 6新潟大学第1病理
ページ範囲:P.829 - P.835
文献購入ページに移動木村(司会) 次に,粘膜下腫瘍におけるEUSの有用性と限界を少しディスカッションしていただきたいのです.中村先生,口火を切っていただけますか.
中村 粘膜下腫瘍の診断でEUSがどのように有用かということですが,診断する順序としては,腫瘍がどこにあるか,粘膜下層にあるのか,固有筋層と連続しているのか,あるいはそれにまたがって両方にあるのか,あるいは漿膜側にあるのかという,そういう腫瘍の存在部位の問題が1つと,それから内部エコーがどういう像を呈しているか,この2点で粘膜下腫瘍がどういう性質のものかということがある程度推測できると思います.
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