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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻8号

1989年08月発行

文献概要

今月の主題 腸のカルチノイド 主題

直腸カルチノイドの診断と治療

著者: 小泉浩一1 丸山雅一1 佐々木喬敏1 坂谷新1 太田博俊2 畦倉薫2 関誠2 上野雅資2 加藤洋3

所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2癌研究会付属病院外科 3癌研究会付属病院研究所病理部

ページ範囲:P.883 - P.890

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要旨 1957年より1989年4月までの32年4か月間に癌研付属病院で経験した41例の直腸カルチノイドにつき検討した.症状は排便時の出血が最も多く,腹痛がこれに次いだが,カルチノイド症候群を随伴するものはなかった.X線検査では,亜有茎性~無茎性の円形ないし楕円形の隆起性病変として診断された.大腸内視鏡では,淡黄~黄色の色調の無茎性~亜有茎性の隆起性病変として認められた.径の増大と共に中心陥凹ないし潰瘍を伴った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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