icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻8号

1989年08月発行

文献概要

今月の主題 腸のカルチノイド 主題症例

経過観察のうえ手術した微小十二指腸カルチノイドの1例

著者: 松葉周三1 後藤和夫1 野口良樹1 白木茂博1 神谷泰隆1 大原弘隆1 中山善秀1 飯田昌幸1 滝本一2 伊藤信孝2 林弘太郎3 岡山安孝4 伊藤誠4 武内俊彦4

所属機関: 1岐阜県立多治見病院消化器科 2岐阜県立多治見病院外科 3岐阜県立多治見病院検査科 4名古屋市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.927 - P.931

文献購入ページに移動
要旨 患者は49歳,女性.1983年5月の内視鏡検査で十二指腸球部小彎に表面平滑な広基性小隆起性病変を認め,生検では陰性であった.1984年5月と翌年10月の内視鏡所見は初回と差異を認めなかったが,1985年10月の生検でカルチノイド細胞を認めたため,手術を施行した.術後の検索で大きさ5×5mm,深達度smの十二指腸カルチノイドと診断した.本症例を報告すると共に,十二指腸カルチノイドの本邦報告例に自験例を加えた160例を集計し検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?