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今月の主題 胃粘膜下腫瘍の診断―現況と進歩
主題
文献概要
要旨 通常内視鏡による胃粘膜下腫瘍の診断の現況について検討した.対象は過去14年間の内視鏡診断群347例354病巣,内視鏡的切除群7例7病巣および手術群45例45病巣である.頻度は1.4,2.8,2.1%である.病理組織学的診断は筋原性腫瘍,カルチノイド,異所膵,脂肪腫,inflammatory fibroid polyp,hamartomatous polypなどである.部位別頻度では内視鏡診断群ではC領域小彎,後壁およびA領域大彎に多く,手術群ではC領域に多い.内視鏡診断での上皮性病変との鑑別は,病変をあらゆる方向から観察すること.質的診断のためには,人工潰瘍を含めて潰瘍形成部からの生検が,胃外発育型の場合は体位変換のほかに各種画像診断の必要がある.
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