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文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻9号

1989年09月発行

今月の主題 胃粘膜下腫瘍の診断―現況と進歩

主題症例

短期間に形態を変えた胃平滑筋肉腫の1例

著者: 縄野繁1 牛尾恭輔1 石川勉1 水口安則1 関口隆三1 山田達哉1 山口肇2 吉田茂昭2 板橋正幸3 廣田映五3

所属機関: 1国立がんセンター病院放射線診断部 2国立がんセンター病院内視鏡部 3国立がんセンター病院研究所病理

ページ範囲:P.1031 - P.1034

文献概要

要旨 胃粘膜下腫瘍の経過観察中に胃X線写真上,腫瘍径が24×20mmから32×28mmに増大し,1年6か月後には中心陥凹も形成された.手術の結果は平滑筋肉腫であり,病理組織学的に潰瘍底に壊死が認められた.このことより,腫瘍の発育と共に腫瘍中心部の壊死が大きくなり,その壊死が胃粘膜表面に達して中心陥凹が形成されたものと推定された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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