icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸24巻9号

1989年09月発行

文献概要

今月の主題 胃粘膜下腫瘍の診断―現況と進歩 主題症例

壁外へ発育した胃平滑筋肉腫の1例

著者: 土屋和彦1 白川和夫1 長村吉朗1 川村恒博1 横田徹2 木築野百合2 江尻新太郎2 土増聰2 西原和郎2 角田冨士男2 中野進2 安田健治朗3 中島正継3 川井啓市4

所属機関: 1京都木津川病院内科 2京都木津川病院外科 3京都第二赤十字病院消化器科 4京都府立医科大学公衆衛生

ページ範囲:P.1035 - P.1039

文献購入ページに移動
要旨 径1.5cmのくびれを持つ,大きさ5.0×4.0×4.5cmの胃壁外発育型の平滑筋肉腫の1例を報告した.患者は69歳,女性.無症状で胃検診を目的とした上部消化管X線検査で病変の存在が指摘された.この病変の形態・内部変化を把握するには,超音波内視鏡検査が極めて有用であった.しかし,術前の質的診断となると,内視鏡検査,超音波内視鏡検査での腫瘍の形態から内視鏡下での粘膜切開組織生検法は難しく,平滑筋腫との鑑別は困難であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?