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編集後記 フリーアクセス
著者: 牛尾恭輔
所属機関:
ページ範囲:P.1086 - P.1086
文献購入ページに移動主題論文はそれぞれ現況と進歩をよく示している.浜田らはSMTの長径,厚さと粘膜面での大きさ,高さとの比較でX線診断の描出能とその限界を科学的に掘り下げ,川口らはレーザーやエタノールで人工的に潰瘍を作製し,そこからの生検で腫瘍成分の検出率を論じている.次に相部らや吉田らの示した超音波診断は,胃壁の5層構造を基に,エコー像の分析で,腫瘍の鑑別診断が可能であることを,美しい画像で説得力をもって示している.それを基に超音波内視鏡像はSMTの診断に今や必要不可欠な検査法であると論陣をはっている.
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