文献詳細
文献概要
--------------------
海外文献紹介「大腸腺癌からの肝転移に対する非治療の選択」
著者: 保原怜子1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.84 - P.84
文献購入ページに移動 No treatment of option for liver metastasis from colorectal adenocarcinoma: Michael Parmer, et al (Dis Colon Rectum 32: 698-701, 1989)
本年1年間に新しく約140,000人が大腸腺癌と診断され,その時点で既に20%に肝転移が認められ,その後更に50%が他臓器も含めて肝転移を示した.肝転移を持つ患者の生存率は腫瘍の肝内での拡がり,肝機能,患者の一般状態など,種々の予後決定因子に基づいて大きく変わる.それゆえこれらの因子は治療群と非治療群との明確な比較を困難にしている.
本年1年間に新しく約140,000人が大腸腺癌と診断され,その時点で既に20%に肝転移が認められ,その後更に50%が他臓器も含めて肝転移を示した.肝転移を持つ患者の生存率は腫瘍の肝内での拡がり,肝機能,患者の一般状態など,種々の予後決定因子に基づいて大きく変わる.それゆえこれらの因子は治療群と非治療群との明確な比較を困難にしている.
掲載誌情報