文献詳細
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文献概要
文化人類学の山口昌男教授の著書『気配の時代』(筑摩書房,1990)に,「飛びきり新しくやろうとしたらとてつもなく古くなるものだ」という題の短文がある.「……ロック,聞きかじりのポスト構造主義,それプラス遺伝子工学,この3つの部分から成るサイボーグ」が新人類であると同教授は言う.
その新人類がわれわれの仲間に多くなったいま,いかにもタイプの古い日本人としての発想を文章に残すことはいささか気が滅入るのであるが,この本『消化器病マニュアル』を手にしての感想を正直に述べておこう.
その新人類がわれわれの仲間に多くなったいま,いかにもタイプの古い日本人としての発想を文章に残すことはいささか気が滅入るのであるが,この本『消化器病マニュアル』を手にしての感想を正直に述べておこう.
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