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初心者講座 胃X線検査のポイント―私の検査法
11.私のルーチン撮影法(1)
著者: 牛尾恭輔1
所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部
ページ範囲:P.1362 - P.1364
文献購入ページに移動 ルーチン検査法は精密検査の場合と違って,病変があるか否かが不明なので,その目的はいかに病変の見逃しを防ぐかにある.そのためには検査の原則を重視して,あとは患者の体型や症状に合わせて撮影することが大切である.以下,筆者が日常の上部消化管のルーチン検査で留意していることと,ルーチン検査における撮影順序に関して述べる(Table 1).
1.X線装置
遠隔装置と近接装置とがあるが,私は近接のX線装置のほうが行いやすい.それは近接装置のほうが患者との意志交換が互いに行いやすいし,微妙な体位変換が可能であるからである.また,近接装置のほうがむだな動作が少なくなるため,時間的にも短くて済む.次にオーバーチューブ型とアンダーチューブ型とがあるが,後者のほうが患者の体とフィルム面とがより密着するので,写真はより鮮鋭となる.
1.X線装置
遠隔装置と近接装置とがあるが,私は近接のX線装置のほうが行いやすい.それは近接装置のほうが患者との意志交換が互いに行いやすいし,微妙な体位変換が可能であるからである.また,近接装置のほうがむだな動作が少なくなるため,時間的にも短くて済む.次にオーバーチューブ型とアンダーチューブ型とがあるが,後者のほうが患者の体とフィルム面とがより密着するので,写真はより鮮鋭となる.
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