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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻11号

1990年11月発行

文献概要

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編集後記

著者: 廣田映五

所属機関:

ページ範囲:P.1370 - P.1370

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 本号では直腸の孤立性潰瘍症候群や深在囊胞性大腸炎などとも言われている病変を“いわゆる粘膜脱症候群”として一括して掲載している.わが国では,癌と紛らわしく何か訳のわからない直腸の良性病変として扱われていた症例のうち,この範疇に入るものが相当多数あるものと推定される.

 主題の項では,比較的多数例での検討結果,その臨床ならびに病理学的な特徴的所見が豊富かつ鮮明な画像写真によって示されている.長期経過観察例では,びらん,潰瘍,治癒,隆起性増殖性病変までの経過,つまり自然史の一過程がより一層明確にされている.なかでも組織学的病期分類(血管期,低線維筋症期,高線維筋症期)がなされ,肉眼形態分類との対比がなされた論文に注目されたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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