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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻12号

1990年12月発行

文献概要

入門講座・12

小腸X線検査の実際

著者: 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院内科

ページ範囲:P.1485 - P.1488

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 回腸末端および回盲部のX線検査

 小腸の中で回腸末端部は最も病変の頻度が高い部位である.また,Bauhin弁や盲腸もよく病変がみられる場所である.したがって小腸のX線検査の際,この部分は特に注意して検査する必要がある.

 まずすべてのX線検査法に共通して言えることは,回腸末端とBauhin弁,盲腸の相互の位置関係を正確に描出すべく努力せねばならないということであろう.例えば腸結核はこの部の変形に基づいて診断されることが多いし,盲腸周囲膿瘍も上述した部位の位置関係から診断される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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