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文献概要
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海外文献紹介「大腸癌患者の配偶者における癌の頻度」
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.215 - P.215
文献購入ページに移動 Cancer incidence among spouses of patients with colorectal cancer: Mellemgaad A, Jensen OM, Lynge E (Int J Cancer 44: 225-228, 1989)
高脂肪,低線維食が大腸癌の危険度を増強することは定説である.夫婦はかなり長期間同じ食事を摂るゆえに,大腸癌患者の配偶者は,当然大腸癌のリスクが高いことが予想される.大腸癌とリスク因子を同じくする子宮体癌,乳癌,前立腺癌,胆囊癌,膵癌などのリスクも高くなるはずである.この仮説を解明しようとしたこれまでの研究は,いずれも規模が小さく,信頼できる結論に至っていない.
高脂肪,低線維食が大腸癌の危険度を増強することは定説である.夫婦はかなり長期間同じ食事を摂るゆえに,大腸癌患者の配偶者は,当然大腸癌のリスクが高いことが予想される.大腸癌とリスク因子を同じくする子宮体癌,乳癌,前立腺癌,胆囊癌,膵癌などのリスクも高くなるはずである.この仮説を解明しようとしたこれまでの研究は,いずれも規模が小さく,信頼できる結論に至っていない.
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