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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻2号

1990年02月発行

文献概要

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の検査法

2.発泡剤の使い方

著者: 桜井俊弘1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.248 - P.249

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 発泡剤の種類としては錠剤,散剤,顆粒剤がある.錠剤は臥位でも服用しやすいとの利点があるが,胃内での溶解に時間がかかり十分な二重造影像が得られないことがある.また,散剤は溶解はスムーズであるが,口内に付着し非常に服用しにくいのが難点である.顆粒剤は両者の長所を兼ね備えているので,われわれはルーチン検査時の発泡剤としては顆粒剤を用いている.

 発泡剤の標準的な量は1筒3.5gのものが使用されているようであるが,われわれは後に述べる分割投与を行う場合に都合が良いように,1筒4.5gの発泡剤(バリトゲン発泡顆粒®:伏見製薬所)を用いている.この4.5gの剤型の全量を一括投与すると牛角胃などの容積の小さな冒では過伸展を起こしてくるが,分割投与すると適量となるようである.これは,投与のたびに口内で空気のlossが出るためと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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