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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻2号

1990年02月発行

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の検査法

2.発泡剤の使い方

著者: 五十嵐勤1

所属機関: 1福島医科大学

ページ範囲:P.252 - P.253

文献概要

1.空気量について

 二重造影の胃壁伸展度は粘膜ひだ像の現れ方を目安にする.胃を膨らませて容易に消える粘膜ひだ(つまり健常の柔らかいひだ)なら消えるか消えないかという程度,あるいは粘膜ひだが素直に伸びきった状態にする.この程度が中等度伸展であり二重造影像の基準となる.

 胃は場所によりひだ形成に強弱があり,また胃壁伸展性,緊張度に差がある.そのため部位別に空気量を加減しなければならない.下部から上部にいくにしたがって空気量を多くする.幽門前庭部では100~150ml,胃角部は150~200ml胃体上部では200~250mlである(Fig. 1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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