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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻3号

1990年03月発行

文献概要

今月の主題 胃癌の切除範囲をどう決めるのか 主題

胃癌の切除範囲をどう決めるのか―X線診断の立場から

著者: 西俣寛人1 政信太郎1 西俣嘉人1 西俣寿人1 美園俊明1 中原晋一1 有馬暉勝1 高尾尊身2 島津久明2 中原信昭3 山下正策4 牧猛5 大石功6 原口要7

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2内科 2鹿児島大学医学部第1外科 3鹿児島市立病院消化器内科 4天保山記念病院 5小田原病院 6大石胃腸科外科 7原口外科

ページ範囲:P.269 - P.279

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要旨 X線診断で胃癌の切除範囲を決めるのに必要な事項を,胃上部,胃体部の早期癌68例,早期類似進行癌32例を対象に検討した.①食道浸潤のX線診断に必要な撮影体位は半立位腹臥位第1斜位である.EGJより食道側に限局したバリウム斑,顆粒状陰影が存在すれば,食道側浸潤の可能性が高い.②EGJと口側浸潤境界の距離の診断には半立位仰臥位第2斜位の撮影が有効である.③肉眼所見,内視鏡所見の軽微な症例のX線所見はバリウム付着の差として描写されているものが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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