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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻3号

1990年03月発行

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書評「X線診断へのアプローチ[4]消化管」 フリーアクセス

著者: 政信太郎1

所属機関: 1鹿児島大学第2内科

ページ範囲:P.329 - P.329

文献概要

 本書の著者の1人である狩谷 淳先生は1988年5月に他界されている.しかし,本書の序文は,既に,その前年に書かれたものである.本書は,先生が一生を消化管のX線診断と治療に情熱を傾けてこられた総仕上げの作品である.まさに診断の精髄を伝えている.共著の間山素行先生も,共に仕事をし,苦しさも満足感も分かち合った仲の共同研究者である.読影はあくまで理論的である.非常に厳しい.性格がそのまま現れている.

 消化管のX線診断について,狩谷先生と直接に語り合いたいと何度も思っていた.しかし,ついにその機会を得なかった,残念に思う.本書を残されたことが,それだけ嬉しく,また,同志的な喜びにもつながる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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