文献詳細
文献概要
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海外文献紹介「直腸癌局所再発早期再発見のための管腔内超音波検査」
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.460 - P.460
文献購入ページに移動Endoluminal ultrasound for early detection of local recurrence of rectal cancer: Mascagni D, Corbellini L, et al (Br J Surg 76: 1176-1180, 1989)
直腸癌手術後の5生率は,約50~60%である.局所再発は通常早期に起こり,その70~80%が術後2年以内に起こる.頻度は6~32%と幅がある.局所再発は,転移に比べてしばしば早期にして,しかもより有痛性の死を招くので厄介である.関連する最も重要な因子は,原発巣での局所,特に側方への拡がりと思われる.予防は,局所再発の最良の治療であるが,症状出現後の再手術の予後は不良なので,外科医は最初の手術で完全治療を目指すべきであろうが,再手術を行うとなれば,再発を早期に発見して,再度根治手術をすべきであろう.
直腸癌手術後の5生率は,約50~60%である.局所再発は通常早期に起こり,その70~80%が術後2年以内に起こる.頻度は6~32%と幅がある.局所再発は,転移に比べてしばしば早期にして,しかもより有痛性の死を招くので厄介である.関連する最も重要な因子は,原発巣での局所,特に側方への拡がりと思われる.予防は,局所再発の最良の治療であるが,症状出現後の再手術の予後は不良なので,外科医は最初の手術で完全治療を目指すべきであろうが,再手術を行うとなれば,再発を早期に発見して,再度根治手術をすべきであろう.
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