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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻4号

1990年04月発行

文献概要

症例

横行結腸の微小Ⅱc型早期癌の1例

著者: 光山慶一1 佐々木英1 鶴田修1 池田英雄1 池園洋1 豊永純1 谷川久一1 岩永宏樹2 磯本浩晴2 中野龍治3 笹栗靖之3 森松稔3 柴田英徳4

所属機関: 1久留米大学医学部第2内科 2久留米大学医学部第1外科 3久留米大学医学部第2病理 4柴田長庚堂病院

ページ範囲:P.485 - P.489

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要旨 患者は64歳,男性.1985年,S状結腸ポリープの内視鏡的切除を施行.その後のfollow-upのため1987年4月,大腸内視鏡検査を行ったところ,横行結腸に辺縁隆起を伴う不整形の小陥凹性病変を認め,生検で腺癌と診断された.注腸造影でも辺縁に透亮像を伴う不整形バリウム斑として描出された.同年10月,横行結腸部分切除術を施行した.切除標本では陥凹面2×2mmのⅡc病変で,組織学的には深達度smの高分化腺癌で,腺腫成分の併存は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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