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症例
結核との鑑別が問題となった回腸Crohn病の1例
著者: 折居正之1 安宅龍一郎1 斉藤裕1 中村義朗1 関野瓦1 角田健1 佐藤邦夫1 佐藤俊一1 狩野敦2 吉田博3 菊池信太郎3 斉藤和好3 菅井有4 笹生俊一4 高山和夫4
所属機関: 1岩手医科大学第1内科 2岩手医科大学高次救急センター 3岩手医科大学第1外科 4岩手医科大学臨床病理
ページ範囲:P.739 - P.746
文献購入ページに移動に縦走潰瘍がみられた.病理組織学的には,多数の非癒合性非乾酪化性肉芽腫,全層性炎,裂溝などの所見がみられたが結核菌や粘膜下層の線維化はみられなかった.術前に縦走潰瘍が描出できず,また輪状潰瘍がみられたことなどから結核とCrohn病との鑑別が難しかった症例である.
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