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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻9号

1990年09月発行

文献概要

今月の主題 早期食道癌を問う 主題

早期食道癌のX線学的深達度診断―m癌とsm癌の鑑別を中心に

著者: 細井董三1 西澤護1 大村俊彦1 岡田利邦1 山田耕三1 志賀俊明1 大倉康男2 大倉澄子1 蓮尾友伸1 小山田直明1 下野健次1 宮澤晃治1

所属機関: 1東京都がん検診センター消化器科 2東京都がん検診センター病理

ページ範囲:P.1039 - P.1050

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要旨 ①m癌とsm癌の鑑別に有用な指標は,隆起型病変では隆起の高さであり,陥凹型および平坦型病変では辺縁の陰影欠損あるいは二重輪郭,辺縁隆起の有無と共に病巣内の隆起の大きさが重要である.②ep癌とmm癌の鑑別は,正面像ではほとんど不可能で,辺縁像,特に伸展不良の強さの差が手掛かりとなる.③ep癌,mm癌の質的診断を確立するためには,まずそれらの病理組織学的診断基準を確立させておく必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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