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文献詳細

雑誌文献

胃と腸25巻9号

1990年09月発行

今月の主題 早期食道癌を問う

主題

早期食道癌肉眼分類の問題点―臨床の立場から

著者: 白壁彦夫1 八巻悟郎2 福地創太郎3 秋山洋4 鶴丸昌彦4 七海暁男2 海上雅光5 原満5

所属機関: 1早期胃がん検診協会中央診療所 2虎の門病院放射線診断学科 3虎の門病院消化器科 4虎の門病院消化器外科 5虎の門病院病理学科

ページ範囲:P.1087 - P.1103

文献概要

要旨 X線的な発見能と描写能は,epとmmは難しいが,早期の基本型を示す.一方,smは,たやすく進行期の像を示す.前者を早期癌,後者を進行癌とする分類がよい,活用できる,というのが主張である.この主張を基盤にすると,胃と大腸の最近の再吟味と結着にも対応し,分類上の共通性も共有できると思われる.あっても,あまり使うことのない早期胃癌分類のⅢ型の呼称は,食道では消した.epとmmを基本型としたとき,smなのに,それに類似するもの,それらが混合していて分類しにくいものがある・これらの分類上の位置づけを,今から討議すればよいだろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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