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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻1号

1991年01月発行

文献概要

今月の症例

早期食道重複癌の1例

著者: 渕上忠彦1 岩下明徳2 臺丸裕3

所属機関: 1松山赤十字病院消化器科 2福岡大学筑紫病院病理 3松山赤十字病院病理

ページ範囲:P.8 - P.10

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 食道早期癌,特にep癌はX線検査での発見は困難であると言われている.本症例は内視鏡検査で発見された重複癌(EiとIu)の症例であるが,X線検査によるep癌の拾い上げ診断の指標として有効と思われる所見を得たので呈示する.

 〔患者〕63歳,男性.人間ドックで便潜血反応陽性を指摘され当科を受診.上部消化管内視鏡検査で下部食道に異常を指摘され精査入院となった.狭心症の病歴がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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