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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻10号

1991年10月発行

文献概要

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法

9.隆起型早期癌

著者: 後藤裕夫1

所属機関: 1岐阜大学医学部放射線科

ページ範囲:P.1204 - P.1205

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 はじめに

 隆起性病変の診断に重要な事項は,隆起の起始部の性状,隆起の大きさ,形,高さ,表面の性状であろう.これらをいかに描出するかが隆起型早期癌の精密検査法のポイントとなり,その描出のために圧迫法,二重造影法を主体として検査を行っている.

 1.圧迫法

 検査を始めるにあたり,圧迫を主体として描出を試みるか,二重造影を主にして描出するかを予め決めておく.ルーチンの写真を参考にし,胃角近傍の小彎,大彎など二重造影では正面視の困難な部位では圧迫を主にした検査を行うようにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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